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Kさんの手記

｢摂理｣（MS）には人間的にも魅力的な人は多いですね。でも｢中心者｣がいてそれに従うって、完全な縦社会ですね。私はあの団体にいて成長するよりも自分で成長する道を選びましたから関係ないですが。確かに中味を空っぽにして上の人の言うことだけをしっかりして行けば、プログラムされたいい人間は作れると思いますが、個性のない人間ができそうですね。あの団体の中では「使命」という名で役割を与えられますが、その使命をもらって始めてやりたいことが判明しているのでは?と思います。つまり言われて始めて自分のポジションを得るのです。それは自分から選択するものではありません。したがって結局のところ錯覚してるのではないかと思います。自分で得た、自分で作りだした個性ではなくて、他人によって与えられた個性、結局むこうの都合ですよね。まあそれでもいいっていう人はいいですが、私は自分で自分の本当の個性を研きたいと思います。全て自分で決定して行きたいとも思います。勿論、他人の意見は聞きますよ。けれども、最終的に決めるのは自分ですから。あそこにいると結局｢中心者｣の意見になりそうで…、それが嫌だったことも抜け出した理由の一つです。まあ他人に言われて気づく人もいますから、それはそれでちょっといいことかなと思いますが、そこから自分の意志が湧いて来ないとだんだん流されてMSから逃げれなくなったりして。

｢摂理｣の指導者は、聖書のある部分を引用した後に、「人間にはそれぞれ少なくても一つその人にしかない「個性」を持っているんだ。この世に必要ない人間なんていないし、だれでもこの世に存在している意味があるんだよ。」と人生の目的を見失っている人に対して言います。

でも、その答えは「御言葉を学んでいればそのうち自分の個性が分かる」「最後まで聞かなければ得られることは無理」という風に時間が必要だといいます。そして、長く中にいれば「使命」(サッカーの使命者・ニュース配信使命者など)が与えられるようになり、ポジションを得られるようになるのです。しかし、本当の「個性」は組織から与えられるモノではないと思います。

2002年9月5日記