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フランク牧師の謝罪要旨

日時:03年4月23日の夜

場所:町田(相模大野)のグループのデボーショナル

 

フランク氏と会計の責任者M氏が来訪。会計に関して今まで不透明だった事、上層部の数人で献金の使い道を決めていた事などを謝罪するために来訪したもよう。

賛美歌、お知らせ、祈りの後、本題である2名の弁明が始まる。

 

会計に関するM氏の謝罪。配布されたプリントを朗読。PacRim(今はもうない)の責任者からの謝罪文もあり、それもM氏が代読。

 

フランク氏の弁明。以下はその要約。

 

1)ディサイプリングシステムについて

まず、私の誤ったリーダーシップによって多くの人を傷つけた。一番悪かったのは上下関係を築き上げた事。意見や願いを癒せないような。ミーティングで「何でも言ってください」と言ってもみんな「怒られる」と思って言えなかった。ディサイプラーと弟子の関係は縦の関係になってしまい、ディサイプラーのアドバイスは律法となった。従わなければ神様に認められない、というような「救いの条件」にまでなってしまった。かつて私はDグループできつくチャレンジされて希望をなくし、「離れた方がいい」「死んだほうがいい」と思ったことがある。神様はそれを通して兄弟姉妹の気持ちをわかるようにしてくれた。 私は、自分は人間的に他人の心を砕く事ができると思っていた。「この人に対しては叫んでいい、怒っていい。そうすればこの人は砕かれる」というように。そしてこういった私の振る舞いは徐々に教会内に浸透していった。このようなきつい上下関係によって傷つけてしまった。

 

2)間違った教義に関して

◆「唯一の教会である」ということについて。

1980年、私が弟子になった頃は「唯一の教会」という教えはなかった。1980年代後半に、結束を強めるためにスタディシリーズ(キップ作成)が用いられるようになった。そのスタディの「教会の勉強」では「唯一の教会」と教えるようになっていた。私は、結束を強めるためだし、特に傷つくものとはならないと思った。しかし今、それが傷になったとわかった。唯一と信じる事が救いの条件になってしまい、人間的な教えだった。本当に恥ずかしい事で、反省している。他の教会を見下した事。他の教会が救われているか否かは別として。

◆「実を結ぶ」ことに関して

人の救いのみに固執したこと。ヨハネ福音書15章にある「実を結ぶ」の意味は、キリストと結ばれキリストのようになるという、幅の広い意味で、伝道はその一部。しかし、TCCでは、伝道して救う事が全てになってしまった。その結果、多くの人に「ビジターを連れてこないと弟子じゃない」「実を結ばない(バプテスマのない)BTは死んでいる」と落胆させてしまった。ビジターだけで判断される、ビジターがいないと教会に行くのがつらい、コンプレックスや罪悪感を与えてしまった。

 

他にも辞任の詳しい理由やフルタイムを降りるに至った経緯などが事細かに述べられた。また、氏はトップを降りる事とアメリカへ帰る事はそれぞれに理由があり、混同はしないで欲しいと述べた。

質疑応答

【質問】「ホープワールドワイドについてお尋ねします。シアヌーク病院はホープによって設立・運営されていると現役の頃聞いたが、離れた後調べるとそうではなかった。ワールドメイトなる神道系の団体との協力がありました。先日Y牧師に問い詰めたところ、僕はわからない、疑問に思ったが特に確認しようとは思わなかったと言っていたので、ホープの理事をやっていたフランクさんならご存知のはず。なぜ隠していたのですか?」

 

【フランクの答えの要旨】

カンボジアに24時間体制の無償の病院を建てたいと考えていたF氏(ワールドメイト代表)は、自分の出資で現地に病院の建物を建てた。しかしF氏には病院で働く医療スタッフ、運営費の調達ができずに開院できず行き詰まっていた。しかもその年の年末までにその事業を開始しないと建物はカンボジア政府の手に渡ってしまうという、非常に大変な状況だった。F氏はゲンペル氏と会談し、この事業にゲンペル氏は賛同した。ホープとしては前々から弟子の医療スタッフによる無償病院をやりたかったのだ。フランク氏は、正しいことかどうかはわからないが、カンボジアの人を助けることになるのでホープがスタッフと運営資金を提供することをOKした。とは言ってもその運営には莫大なお金がかかり、ホープだけ(つまり我々の献金)では無理だった為、いろいろな団体の援助をお願いした。現在も多くの企業や団体の資金援助で病院の運営はなされている。ちなみに一番多くの資金援助をしてくれているのはアメリカ政府である。年々F氏の経済的負担を軽くするように努力してきた。F氏やワールドメイトのことがホープのHPに載っていないのは、他に多くの団体も出資してくれているので書ききれないので記載しなかった。この病院の設立・運営を全部ホープがまかなっていたという誤解を与えてしまって申し訳ない。すぐにHPは変更したい。

 

【質問】「弟子としての日常、スケジュールはあまりにもきついのでは」

【フランク氏の答え】「たしかにそうでした。すみません。今エリカは主婦の弟子に謝っている。女性としての役割を教えなかった。夫や子供に対しその役割が軽んじられていたと思う」

 


配布された謝罪等のプリント

 

<クリス・ジェイコブスより>

2003年4月21日

愛する東京キリストの教会の兄弟姉妹の皆様へ

パシフィック・ワールド・セクターに代わりまして、まず、東京キリストの教会のメンバーのみなさんが長年にわたって犠牲して捧げてくださったことを心から感謝申し上げます。みなさんの犠牲は神様から尊ばれ、日本での偉大な働きを含め、たくさんのアジアの教会で多くの実となっています。しかし同時に、私の失敗がみなさんに苦悩と失望を引き起こした事に痛いほど気付き、そのことをとても申し訳ないと思います。

みなさんを愛し尊敬するがゆえに、私はこの手紙を深い悲しみとともに書いています。最近、東京に訪問した事で私は、パシフィック・リム・ワールド・セクターの会計を効果的に管理運営かつ、内容をうまくお伝えできなかった失敗により、多くの方を落胆させてしまったことが分かりました。このためにみなさんに苦難が生じて申し訳ないと思いますし、私の失敗と罪が東京の教会を傷つけたことを悔やんでいます。

私は神様から不相応な赦しを受け、神様の豊かな憐れみによって癒されるよう請い願いました。同時に、みなさんの悲嘆のゆえに私の悲しみも続いています。

みなさんが捧げてくださった献金の使途について十分な説明をしてこなかったことを謝ります。みなさんは豊かに与えてくださいましたけれども、その献金の使用目的や使われた結果について適切な説明を受けてきませんでした。これは私のするべきことでしたが、やっていませんでした。また、今となって分かりましたが、私はもっと積極的に献金の使い道について多くの方々から助言を求めるべきでした。しかし、少人数の決定によって運営していた結果、内部での不信となったばかりか、すべての過程においての不信となってしまいました。これも私が責任を負うべき不幸な結果です。

また、我々の行いで生じた他の結果としては、献金を与えた教会と献金を受けた教会との距離を作ってしまったことです。

われわれの過去の行いについて不満を表明してくださった方々からのご意見にお応えして、ここに変更を提案します。これでみなさんからの信頼を回復し、献金が第3世界の教会の長期的な福祉のために使われるよう私は祈っています。まず、パシフィック・リムのリーダーとアドミニストレーターはすべて辞任することになりました。これによって大幅な経費の削減となり、第3世界のミッションのために集められたすべての献金を直接その教会に送ることができます。また、献金を与える教会と受ける教会の間に直接的なつながりを作る事を提案します。日本の場合は、日本の教会がカンボジアの教会を援助することを考慮してくださるようお願いします。その内容については日本の教会のリーダーシップが決めてください。

ローマ15:13「希望の源である神が、信仰によって得られるあらゆる喜びと平和とであなたがたを満たし、聖霊の力によって希望に満ちあふれさせてくださるように。」

あなたがたのしもべ クリス・ジェイコブス

アドミニストレーター

パシフィック・リム・ワールド・セクター

 

 

<新谷フランク牧師・Y牧師・S牧師・M氏より>
東京キリストの教会のみなさんへ、

東京キリストの教会の会計についての謝罪と提案

謝罪

 みなさんが一人一人犠牲して献金を献げてきてくださったことに心から感謝します。そして、東京キリストの教会の会計について今までの誤りを謝罪したいと思います。今まで、教会運営に関わる支出(ジュビリーを行なうこと、厚生年金会館を借りること、教会スタッフの採用にともなう費用負担増など)について、教会の一部のリーダーたちが決めて、その負担をお願いしてきました。みなさんに使い道をよく説明して理解を求める努力をせず、意見を取り入れて変更することもありませんでした。環太平洋セクターやホープワールドワイドへの拠出金も一方的に東京に割り当てられたものでした。集められた拠出金は、神様の祝福によってたくさんの恵みをもたらしたことは事実ですが、金額を受け入れるのみで、拠出者として、使い道について意見を言ってきませんでした。

特別献金の時には、一方的に設定された高いゴールの倍数によって、過度の犠牲を強いられていると感じさせたことがあると思います。模擬献金でプレッシャーを感じた人もいると思います。申し訳ありませんでした。また、みなさんの犠牲を神様が祝福してくださったことによって、今日の教会があることにとても感謝しています。

「なぜなら、この奉仕の働きは、聖なる者たちの不足しているものを補うばかりでなく、神に対する多くの感謝を通してますます盛んになるからです。この奉仕の業が実際に行なわれた結果として、彼らは、あなたがたがキリストの福音を従順に公言していること、また、自分たちや他のすべての人々に惜しまず施しを分けてくれることで、神をほめたたえます。更に、彼らはあなたがたに与えられた神のこの上なくすばらしい恵みを見て、あなたがたを慕い、あなたがたのために祈るのです。言葉では言い尽くせない贈り物について神に感謝します。」(第2コリント9:12〜15)

みなさんが献げてくださった大切な献金について、みなさんが安心できるような形でどのように使われたかを説明してこなかったことを謝ります。特に毎年6月に行なわれる特別献金から支払われる、環太平洋セクターへの拠出金については、積極的に会計報告を求めてきませんでした。そのことで不信感を抱いている人もいると思います。説明努力が不足していたのは、みなさんが献げてくださる心に対する感謝が十分になかったことの現われです。申し訳ありませんでした。毎年、総会の際に配っていました会計資料の数字に偽りはありませんので信頼してください。今まで、貴重な献金を大切に、教会のために使う努力はしてきたつもりですが、今までの会計について、ご指摘や意見を喜んで受け入れて、今後に活かしていきたいと思います。今後、東京キリストの教会の会計が、開かれたものとなり、みなさんの意見を反映できるものに変われるようみなさんのご協力をお願いします。

 

提案・・・会計委員会を発足させること

東京キリストの教会の会計が開かれたものとなり、みなさんの意見を反映したものとなるように、ノンフルタイムを中心とした会計委員会を発足させたいと思います。

 

「そのころ、弟子の数が増えてきて、ギリシア語を話すユダヤ人から、ヘブライ語を話すユダヤ人に対して苦情が出た。それは、日々の分配のことで、仲間のやもめたちが軽んじられていたからである。そこで、十二人は弟子をすべて呼び集めて言った。 ‘わたしたちが、神の言葉をないがしろにして、食事の世話をするのは好ましくない。それで、兄弟たち、あなたがたの中から、”霊”と知恵に満ちた評判の良い人を七人選びなさい。彼らにその仕事を任せよう。わたしたちは、祈りと御言葉の奉仕に専念することにします’一同はこの提案に賛成し、信仰と聖霊に満ちている人ステファノとほかにフィリポ、プロコロ、ニカノル、ティモン、パルメナ、アンティオキア出身の改宗者ニコラオを選んで、使徒たちの前に立たせた。使徒たちは、祈って彼らの上に手を置いた。」(使徒6:1〜6)

 

第一世紀の教会では”霊”と知恵に満ちた評判の良い人を7人選んで仕事を任せました。これに倣って会計委員を選びたいと思います。会計委員は執事である必要はないと考えます。会計委員会が役割としては以下が考えられます。みなさんの意見を教えてください。  予算編成を担当し、教会に説明する決算内容を検討し、教会に説明する拠出金について内容を検討、教会に説明するスタッフの採用について承認・非承認する一定金額以上の支出の承認・非承認する

 

東京キリストの教会
暫定委員会

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