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カウントコストとは(TCCリーダー経験者による解説)

 

カウントコストとは弟子の決心又はバプテスマの決心が出来ているかどうかを確認するための面接です。

カウントコストには、必ず、教会の牧師又はスタッフの人が入ります。そして、カウントコストをリードします。大体、勉強をしている人(バプテスマ候補者)も入れて5人位で行われます。つまり

カウントコストをリードする牧師又はスタッフ(1〜2人)、受洗候補者、カウントコストまでずっと聖書の勉強をリードした人、あとは、(受洗候補者の)勉強に多く参加した弟子1〜2人計4〜5人で行われます。(あまり人数が多いと、勉強している人が動揺&緊張して正常な判断が出来なくなるので、多くても5人位まで。)

冒頭に「面接」と書きましたが、カウントコストは、聖書の勉強とは違って、カウントコストをリードする人が、ある特定の質問をして、受洗候補者が(それに対してどう思っているか)答えるという形式で行われるので、面接のような雰囲気だからです。

質問の内容は候補者によってまちまちですが、下記の質問は必ず問われます。

 

(1)「あなたは、もし、今すぐに、『**に行け』と言われたとしたら、すぐに行けますか?」(※例えば、北朝鮮)

(2)「あなたには、未だ捨てられないモノはありますか?」(※例えば、ガールフレンド、お金、両親、趣味といった物質的なものから、**に対しての悪い心とか、情欲とか内面的なものまで)

(3)「結婚の事についてですが...クリスチャン同士じゃないと結婚出来ません。それは、分かっていますか?大丈夫ですか?」(※TCCは、他の教会を一切認めていないので、実質的には、TCCのメンバー以外の人との結婚は一切認めていない。「結婚できないかもしれませんが、構わないですか?」とも言われる人もいる。)

(4)これは言われる人と言われない人いますが「もし、今あなたのこめかみに、ピストルを突きつけられて、『キリスト教を信じるのを辞めないなら撃つぞ』と言われたとしたら、あなたは、どうしますか?それでも、信じることをやめないですか?」

(5)「献金は、自分の収入の十分の一を捧げるようにしてください。でも、大切なのは、心。神様は、《ルカ21:1〜4》に書いてあるやもめのような心を喜んでくださる。」

 

質問の一つ一つが、かなり、キツイというか厳しいので、緊迫した重苦しい空気の中、周りの雑音が入らないような個室で行われます。現在は、教会の地下にある個室又は、教会に入ってすぐ右にある受付の側にある小さな応接室で行われる事が多いです。

 

カウントコストの時、勉強をしている人が、なかなか決心出来ていなかったり、躊躇していたりしていたら、バプテスマを受けさせて貰えないので、本カウントコストの前に、カウントコストを想定して、リーダーが、上記の質問を何回かして、決心を固めさせるような事をすることもあります。つまり、予行練習です。

 

カウントコストをパスしたら、次はバプテスマの準備に入ります。更衣室の中で、バプテスマの練習をします。(※練習といっても、ごく簡単な練習。)

牧師が次のように言います。「私は、その時『イエスはあなたの罪の為に、十字架に架かって死んで、葬られて、3日後に、復活した事を信じますか?」と聞くから、あなたは、『はい』と答えてください。』「次に、『あなたの主の名前を』と聞かれたら、その時には、『私の主はイエス・キリストです。』と答えてください。」

上記の質問の受け答えを何回か反復練習して、いよいよバプテスマにのぞむことになります。

 

2000年11月19日記